流行語大賞 -生存確認-【その3】

暇人向け

今回も過去の新語・流行語大賞から、2021年8月現在に生き残っている物があるのかどうかを調べていきたいと思います。

前回の記事が未読の方は是非読んでみてください。

また文献は、以下のサイトを参考させて頂いております。

「現代用語の基礎知識」選 ユーキャン 新語・流行語大賞

https://www.jiyu.co.jp/singo/

さて、前回は1991年までの新語・流行語を取り上げさせていただいたので、1992年から行っていきましょう。

1992年の第9回を見ていきましょう。
まず年間大賞に輝いたのは『きんさん・ぎんさん』でした。こちらは1992年に100歳となった双子の姉妹「成田 きん」さん「蟹江 ぎん」さんのことです。私の記憶にはまだ残っていますが、よくテレビなどでも取り上げられていた有名人ですね。今でもyoutubeなどで検索すれば映像が残っているのではないでしょうか?とても仲の良い二人の会話に笑顔になれると思います。

「5時から男」「私、脱いでもすごいんです」など平成の名CM

https://www.news-postseven.com/archives/20190226_875737.html/3?IMAGE&PAGE=3 より引用

次に、『ほめ殺し』という言葉は、この時に生まれた言葉らしいです。今では「かわいい」「カッコイイ」などのワードで褒めちぎるような時の1つの概念になってますね。
カード破産』もこの時に生まれた言葉らしいです。うちの両親がクレカ嫌いなのもこれが原因なのかもしれませんね。
ここで以外なワードを発見しました、それは『もつ鍋』です。
もつ鍋の存在自体はもっと前からあったそうなのですが、この年は全国的にもつ鍋ブームだったそうな…そういえば現代でもちょっと前に「タピオカ」がブームでしたね。食べ物のブームって一定期間ごとに訪れるものなんですかね?

さて、お次に1993年の第10回目では、『Jリーグ』が年間大賞に輝いています。そう日本をサッカーファンだらけにしたといわれているJリーグはこの年に発足されたんですね!
次に『サポーター』が入っていますね。これもサッカーのサポーターのことを指しています。
そう、この年は「ドーハの悲劇」と呼ばれる出来事が起こった年です。ドーハの悲劇とは、FIFAワールドカップのアジア地区最終予選にて、勝てば本戦出場が決定、引き分けでも2位と3位の国が共に勝利しなければ本戦出場という状況で、日本が2対1の有利な状況で、ロスタイムに失点し2対2となり試合が引き分けに終わり、2位と3位の国が共に勝利したため、得失点差で本戦初出場を逃してしまったという出来事です。そのため、この年はいい意味でも悪い意味でもサッカー尽くしな年だったと言えます。
次に「新・○○」という新何々という新を冠することがブームになったそうです。
その他には「FA(フリーエージェント)」こちらは野球選手が持っている権利ですね。次に「規制緩和」こちらもたまに耳にしますが、この時の話題で上がっていたのは、「タクシー値下げ」らしいです。
更に「天の声」こちらはバラエティ番組などでよく使われていますが、この時の授賞理由はそのような明るいモノではなく、汚い大人の会議で地方首長の意向を天の声という隠語で呼んでいたためらしいです…って、まじかよ…
その他にも「親分」というたしかに今は使わなくなった言葉や、洋服の青山が行った「2500円のスーツ」の売り出しなどがありました。

更に翌年の1994年、第11回では『イチロー』が年間大賞の1つに輝いています。
そう、あの日本人で知らない人は居ないであろう『イチロー』こと鈴木一朗選手です!
この年に野球界のレジェンドはプロ野球界に華々しくデビューしたのです!!!
当時野球をしていない、かつテレビをあんまり見なかった小学生時代を送った私でさえ知っている生ける伝説とも言えるレベルの超有名人ですね!

イチロー – Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%AD%E3%83%BC より引用


次に『同情するならカネをくれ』こちらは今でも聞くことがたまにあるセリフです。
ドラマ「家なき子」で主役の女の子が放った衝撃の一言であり、シンプルで強烈なこのセリフは、ド直球で言われた人の心に刺さるものがありますね。
お次に「ヤンママ」こちらはお馴染みのヤングでヤンキーなママさんたちのことです。
ちなみになんですけど…友人から、ナウでヤングな、みたいな言葉が死語って言われたんですが…本当なんですか?(絶望
その他には「新・新党」前年度の新党からの続きですかね?「就職氷河期」こちらは聞いたことがありますね。現在もそう呼べるような気がしなくもないですが…ね

さて、1995年の第12回では、『NOMO』が年間大賞の1つに輝いています。
こちらは私より若い方は知らない人がいるかもしれませんが、元プロ野球選手の「野茂英雄」さんになります。この方は「トルネード投法」という打者に背中を見せるように体をひねる投げ方で三振を量産し、メジャーリーグでも活躍した日本野球界のレジェンドの一人です。
そして、この方こそが日本人二人目のメジャーリーガーであり、日本選手のメジャー挑戦の先駆者になります!めちゃくちゃすごい方なんです!!!
ちなみにこの方は、メジャーでノーヒットノーランを2度も達成しています!

野茂英雄 – Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E8%8C%82%E8%8B%B1%E9%9B%84 より引用

次に『がんばろうKOBE』こちらは聞いたことが無かったのですが、取り上げなければならないと思ったので、書きました。
こちらの言葉は、1995年1月17日に発生した神戸・淡路大震災の際に復興のスローガンとして挙げられた言葉です。また、地元球団であるオリックスは、このスローガンをユニホームに縫い付けて、リーグ優勝を勝ち取ったそうです。
また、『安全神話』という日本の安全は神話に寄りかかっていた、しっかりと対策を立てなければならないとして、警告を現した言葉がトップテン入りを果たしています。
その他に『ライフライン』こちらは某バトロワゲーのキャラクター…ではなく、生命線という意味です。 神戸・淡路大震災の際にすべてのライフライン(電気・ガス・水道など)がマヒしたことで復興の過程で、このライフラインをどう維持するかが大きな問題となったそうです。
さて、次に『インターネット』がここで出てきましたね!
今では当たり前となった、世界をつなぐ国際的な情報通信網ですが、この年に新語・流行語に上がってきたんですね…ユーキャンの記事において加入利用者数が4000万人と書かれていることを見ると、現在の43億人以上(2019年)という数字がどれだけ世界のITが発展してきたのかを表していますね!

【今回はここまで】

今回は1993年~1995年までを取り上げさせていただきました。きんさん・ぎんさんにイチロー選手やJリーグ、そしてインターネットと私の知るワードが出てくるようになってきて、この先が楽しみです!
さて次回は、私の産まれた1996年からになりますが、流石にここからは1年ごとの数が多くなると思いますのでお楽しみに!

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